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木星について
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木星は、太陽に次いで大きな星です。自ら強い電波を出すなど(太陽よりも強い電磁波を出す)、太陽系内でたいへん強い影響力を持っています。 全天を12年で1周する木星は、ひとつの星座宮に約1年とどまることになります。これは太陽がひとつの星座宮を約1ヶ月で通過することと対比され、太陽が地上世界の支配者であるのに対して、木星は全天を支配すると考えられています。 占星術において木星は射手座宮の主星であり、海王星が発見される以前は魚座宮の主星でもありました。 また、木星が基本的に意味しているのは「保護や幸運」です。これは太陽の位置づけとたいへん似ていますが、太陽が普遍的で一般的な影響を与えるのに対して、木星は太陽よりも選択的で個別的な影響を与えるといわれています。 たとえば、太陽が吉作用を及ぼしているとき、私たちは自分がなにもしなくても太陽から与えられる「恵み」を受けることができます。ところが、木星の場合は、たとえ吉作用を及ぼしていても、私たちのほうから積極的に働きかけなければなにも変化が訪れないという違いがあるのです。 しかしながら、木星の与えてくれる「保護や幸運」は、私たちをすべての事柄からかばい守ってくれます。恵みを望んで積極的に働きかけた人には、そのように大きな作用を与えてくれるのです。 俗に「人生には3度大きなチャンスが訪れる」といいます。これは人間にもっとも保護を与える天体といわれる、木星の周期と関連していると考えられています。木星が黄道上をめぐる一周期は約12年で、これは青年期、壮年期の間に3度は木星が巡ってくるからです。 そして、天文歴を見たとき、トランジットといっていま現在ある木星の位置がホロスコープのなかでASC(アセンダント)を通過するときが何か新しいことを始めるチャンスです。このとき始めたことは、木星の祝福を受けてうまくいく可能性が高くなると考えられています。 人生の中で、チャンスはだれにでも必ず何度か訪れます。その機を逃さずに確実にものにするためにも、木星の動きを把握しておく必要があります。あらかじめチャンスが訪れるタイミングを確認しておき、その日のために準備を行っておけば、それだけチャンスをものにしやすくなるというわけです。 一方で、木星の凶作用が強くなる時期は、これはまた幸運を与えてくれる木星とは思えないぐらいに過酷な状況におちいる人も少なくありません。 これは木星の持つ意味のひとつである「精神性」と深く関係しています。凶作用のときの木星は、その人がこれまでまちがった精神性を持って生活していたことへの警告を与えてくれていると考えられているのです。 ですから、木星が凶作用のときには、苦しい状況に陥ることもあります。しかし、それは木星が与えてくれる試練のようなもので、そのときに謙虚に自分を見つめ直すことができればその人は大きく成長することができます。 木星は、英語では「ジュピター」といいます。また、ギリシャ神話では、「ゼウス」が木星の象徴とされています。神の中の神といわれるゼウスは、天界の帝王であり、木星ゼウスは太陽の父であるという記載もあるのです。 バビロニア神話では、木星は神々の統率者「マルドゥク神」の化身とされています。マルドゥク神は、母神ティアマトを殺害して天と地を分けた神です。このようにバビロニア神話の中でも、木星は最高神であるマルドゥク神の象徴として崇拝されているのです。
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